エゾネギ(蝦夷葱)

Allium schoenoprasum var. schoenoprasum


エゾネギ

  • 科名・属名 : ユリ科 ネギ属
     注.APG分類では、ヒガンバナ科(AMARYLLIDACEAE)、属名以下変わらず

  • 特徴 :
     草丈30〜50cmの多年草。
     葉は根際から2〜3本出て、円筒形で中空、長さ10〜30cm。
     花は茎頂に球形にまとまってつき、淡赤紫色。花被片は卵形で先が尖り、長さ約15mm。雄しべは花被片より短い。
     アサツキとよく似ているが、花披片の長さが15mmと長いことが異なる。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(北部) (国外:シベリア、ヨーロッパ)
     山地、海岸の礫地や草地

  • 花期 :  5〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 1999年7月10日  北海道網走郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 1984年7月22日  北海道礼文島
     下・葉 1999年7月10日  北海道網走郡

  • 撮影記 :
     この写真は阿寒のある山で撮影した。
     最初に撮影した礼文島にはよく似たミヤマラッキョウがあり、どちらも海岸近くの礫地に生えていたが、本種は葉が円筒形であるのが異なっている。
     本州にあるアサツキと亜種の関係にあり、花披片の長いのが特徴である。
     北海道ではこの花の若いうちは食用にするとのことだ。

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花

葉