ミヤマラッキョウ(深山辣韮)

Allium splendens


ミヤマラッキョウ1

  • 科名・属名 : ユリ科 ネギ属
     注.APG分類ではヒガンバナ科(AMARYLLIDACEAE)

  • 特徴 :
     草丈20〜40cmの多年草。
     葉は線形で3〜4個つき、長さ15〜20cm、幅3〜7mm。縁に乳頭状の突起がある。
     花は茎頂に球状〜半球状の花序を作って多数つき、花披片は6個、紅紫色で卵状長楕円形、長さ4〜5mm。雄しべの基部に狭披針形の鱗片がある。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(岩手、山形、長野県)
     山地〜亜高山帯の草地、礫地

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     2014年7月11日  北海道知床半島
     中 1983年7月18日  北海道礼文島
     下花・葉他 2014年7月11日  北海道知床半島

  • 撮影記 :
     エゾネギによく似ているが、葉がニラように扁平である点で区別できる。
     初めて見たのは礼文島で、海岸の岩場に生えていたが、島にはエゾネギもあって最初は区別するのが大変だった。
     久し振りに知床半島の岩場で出合ったが、ここには多数の株が生え、花期もちょうどよかった。
     この岩場には二十数年振りに訪れたが、相変わらず多くの植物が見られ、時期を変えて何度も訪れたい場所だ。

  • 茎

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ミヤマラッキョウ2

花1

花2