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- 科名・属名 : ユリ科 タケシマラン属
注.APG分類では学名(Streptopus streptopoides subsp. streptopoides)
- 特徴 :
草丈10〜30cmの多年草。
タケシマランによく似ている植物で、茎は普通分枝しない。
葉は卵形〜卵状被針形で長さ3〜10cm、縁に毛はない。
花は直径6〜8mm、花被片は淡紅色で披針形。先は反り返る。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中部地方以北) (国外:樺太、シベリア東部、北アメリカ西部) 亜高山〜高山帯の林下
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年6月26日 岩手県早池峰山 中上・全体2 2015年7月13日 群馬県至仏山 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2005年6月26日 岩手県早池峰山 左下・花2 2015年7月13日 群馬県至仏山 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
当初、タケシマランと思って撮影していたが、よく見ると分枝していない。図鑑を調べると茎が分枝しないものが本種とされている。
葉の縁に毛のあるものはエゾタケシマランとも分けられる場合もある。
亜高山帯の林下に割合に多い花であるが、草丈もそう大きくなく小さくて地味な花は下を向いて咲くため、足元だけを見て歩く登山者の目に留まらないことが多い。
花の状態がわかるように地面に這いつくばりカメラを上に向けて撮影していると、通りがかりの登山者は必ず覗き込んでいく。
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