キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韮)Allium virgunculae var. kiiense |
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草丈15〜30cmの多年草。 根出葉は長さ10〜20cm、細い円柱形で中空。 花は茎頂に10〜15個つき、横からやや下向きに咲く。 花弁は濃赤紫色で、花柱と雄しべがイトラッキョウより長い。 ヤマラッキョウにも似ているが、ヤマラッキョウは花茎に葉がつくことや、花数が多いことで区別される。 本州(和歌山、岐阜、愛知、山口) 川岸の岩上や岩間 2005年10月30日 愛知県 上は拡大写真あり(写真をクリック) アップ 同 上 和歌山県で株は見かけたものの、紀伊半島は東京からは最も遠い場所の一つで行きあぐねていた。 いろいろ情報収集した結果、愛知・岐阜の産地に一定の目星をつけ、一日が有効に使える、夜行バスで出かけて見た。 朝早く現地に着き、狙いをつけた河川敷に降りてみると、すぐにこの花に出会えた。 イトラッキョウというより、ヤマラッキョウによく似た、濃い赤紫色の花が、青い川面をバックに咲き誇り、あたり一面ニラの臭いが漂っていた。 同じ科の仲間の花 |