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- 科名・属名 : ユリ科 ネギ属
注.APG分類ではヒガンバナ科(AMARYLLIDACEAE)
- 特徴 :
草丈8〜20cmの多年草。
鱗茎は狭長楕円形で、長さ2〜2.5cm。
葉は根元から出て、長さ10〜25cmの細い円筒形で径約1mm、中実。
花は花茎の先に散形状に2〜12個上向きに咲き、花被片は紅紫色。外花被片は広楕円形でボート状、先は円く、長さ4〜6mm。内花被片は平で長さ4〜6mm、幅2.5〜4mm。雄しべは花被片より長く、花糸の間に小さな突起がある。
稀に白い花のものがあり、
●オトメラッキョウ(f. albiflorum)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
九州(長崎県平戸島) (国外:固有) 岩場
- 花期 : 10〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年11月2日 長崎県平戸島 中上・全体2 1993年10月30日 同 上 中中・オトメ混生 2015年11月2日 同 上 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
長崎県の平戸島の特産種で、山地の岩場に生える。
平戸島にはこの花やダンギク、ヒナヒゴタイなど珍しい植物が多く、秋も深まった頃出かけた。
この花があるというある山、草紅葉をかきわけて登っていくと、岩場が出てくるあたりで満開の花を見つけた。
花は径1cm近くあり、割合に豪華で見映えがした。中には下の写真のように白花に近いものもあった。
近くにはチョウセンノギクなども咲いていて、初めての花との出会いを満喫した。
その後2十数年ぶりに訪れると、以前と違い道ははっきりし、花は変わらず残っていた。
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