ミノコバイモ(美濃小貝母)

Fritillaria japonica


ミノコバイモ1

  • 科名・属名 : ユリ科 バイモ属

  • 特徴 :
     草丈10〜25cmの多年草。
     葉は茎の上部に対生する2個と輪生する3個がある。
     花は茎頂に1個、鐘形で下向きに咲く。花被片は紫褐色の斑紋があり、斑紋は内側の方が濃い。
     花被片の基部から3分の1の位置に密腺があり、そこで角ばる。葯は白色。
     果実(刮ハ)は胞背裂開する。
     別名 コバイモ

  • 分布・生育地 :
     本州(東海、北陸地方西部、岡山県) (国外:日本固有)
     山地の林下

  • 花期 :   3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1997年4月20日  三重県藤原岳
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・全体2 2009年4月11日  三重県員弁郡
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花    同  上

  • 撮影記 :
     フクジュソウで名高い三重の藤原岳は、フクジュソウに少し遅れてこの花が見られる。
     まだ花のそんなに多くない時期、登山道沿いに点々と咲き誇りよく目立つものの、気をつけないと踏みつけてしまいそうである。
     20年以上前訪れた時は、まだミノコバイモではなくアワコバイモとパンフレットに記載されていた。
     アワコバイモとは葯の色が異なり、この花の葯は写真でもわかるように白い。

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ミノコバイモ2

花