シラオイエンレイソウ(白老延齢草)Trillium hagae |
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草丈30〜50cmの多年草。 シロバナエンレイソウとオオバナノエンエイソウの雑種といわれ、中間的な形態をしている。 葉は先端に3個輪生し、卵状菱形で10〜18cm。 花は茎頂に1個横向きにつける。内花被片は3個、白色で長さ2.5〜4cm、外花披片は3個、緑色で長さ2〜3cm。 雄しべは雌しべより短く、葯は花糸の2倍の長さ。(オオバナノエンレイソウは、雄しべが雌しべより長く、葯は花糸の3倍の長さ) 北海道 林内、湿地 2006年5月21日 北海道白老郡 中、下 同 上 シロバナエンレイソウとオオバナノエンエイソウの雑種といわれるこの花を求めて北海道に飛んだ。 現地に向かう車窓から見える雑木林は、まだ芽吹いたばかりの薄っすらとした黄緑色。特に今年は遅れているようだ。 早すぎるかなとの懸念は、現地につくとすぐに払拭された。あちこちに白い花が咲いている。 しかし、近寄ってみて困った。雄しべが雌しべより短いというのが特徴の一つであるが、程度の差はあれどれも短い。葯はといえば、花糸の2倍の長さといわれていたが、典型的なものはほとんどない。 株立ち、横向きに咲くといった他の区別点も見ればみるほどわからなくなる。子房の斑紋も全面に広がっているものもあり、わからないままに撮影した。 参考にオオバナノエンレイソウとの花のアップを比較して見てほしい。 同じ科の仲間の花 |
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