タチギボウシ(立擬宝珠)

Hosta rectifolia


タチギボウシ

  • 科名・属名
  • : ユリ科 ギボウシ属

  • 特徴

  •  草丈60〜100cmの多年草。
     葉は長楕円形で、縁はやや波状を帯び、脈がはっきりしている。
     花は茎の上部にややまばらにつき、横向きに咲く。花被片は淡い紫色から濃い紫色のものまで変化が多い。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     低地〜山地の湿原、湿地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1984年7月19日 北海道サロベツ原野

  • 撮影記

  •  ここでは別としたものの、コバギボウシと同じとして区別しない考え方もある。
     サロベツ原野は稚内の南、日本海に面した広大な湿原である。
     湿原の向こうに見える利尻岳をバックにしたエゾゼンテイカの写真を撮りたくて出かけた。
     残念ながら天候に恵まれず、期待の写真は写せなかったももの、この花が湿原の草むらの中でよく目立った。

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