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- 科名・属名 : ハナヤスリ科 ハナワラビ属
- 特徴 :
草丈(胞子葉で)15〜50cmの冬緑性シダ。
根茎は短く直立し、葉を年に1個出す。
葉は部分2形、栄養葉(担栄養体)の葉身は、3回羽状複生〜4回羽状深裂、広五角形〜広三角形で鋭頭、長さ(4.8-)5.3〜6.9(-9.2)cm、幅(6-)8〜13(-17)cm。側羽片は三角状広卵形〜広披針形、長さ(3-)3.6〜5.7(-8.8)cm、幅(2.3-)3.1〜5.3(-7.8)cm。裂片は広楕円形〜広卵形、鈍頭〜鋭頭、縁はわずかに鈍鋸歯縁。質は草質〜厚い草質、緑色で冬期は濃赤紫色に変わり、無毛。
葉柄は、共通部分(担葉体)は長さ(1.2-)2〜3.1(-3.9)cm。栄養葉の葉柄は(3.2-)4.8〜7.5(-9.6)cm。
胞子葉(担胞子体)は複穂状になり、胞子嚢穂は、長さ(2.5-)4.4〜8.1(-13)cm、幅(1-)1.7〜3.1(-4.7)cm。柄の長さは(9-)11〜17(-23)cm。胞子の表面はやや細かい網目状になる。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:日本固有) 向陽の山地、原野
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年10月25日 福島県会津若松市 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
フユノハナワラビとは変種関係にあり、フユノハナワラビが冬期も緑色なのに対し、本種は葉が赤変することが異なるが、それ以外はほとんど変わらない。
晩秋に団体旅行で訪れた福島県の会津若松市、観光が目的だったが、落ち葉が片付けられた空地に生えるこのシダが目に入った。
アカハナワラビと思って撮影したが、葉先や辺縁の鋸歯の形などから本種ではないかと判断したが・・・。
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