アイノコホシダ(合の子穂羊歯)

Thelypteris acuminata × T. parasitica


アイノコホシダ

  • 科名・属名 : ヒメシダ科 ヒメシダ属

  • 特徴 :
     草丈60〜110cmの常緑性シダ。
     ホシダケホシダの推定雑種。
     根茎は長く這い、親であるケホシダより大きな集団となる。
     羽片の長さの割りに幅が狭く、葉の表面に毛がある。
     胞子嚢群は辺縁と中肋の中間につく。

  • 分布・生育地 :
     本州(伊豆半島、伊豆諸島)〜沖縄 (国外:中国)
     山野の道端

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2015年10月6日  沖縄県国頭郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・葉(表)、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     沖縄県北部、いかにもハブの出そうな沢沿いで目的の花を撮影し終え、ハブへの恐れが少ない道路まで戻るとホッとした。
     すると、地元の花仲間が道端のシダを指し、ホシダケホシダの雑種である本種だと教えてくれた。
     全体に毛がありケホシダのように見えたが、ケホシダと異なり根茎が長く這うのが特徴だと、株を引き抜き長く伸びる根茎があることを見せてくれた。
     それにしてもシダの雑種は難しい。雑種としてアップしているものは全てシダに詳しい仲間に教えてもらったもので、自分ではなかなか判断しきれない。
     もっと基本的な知識を身につけ、自分で判断できるようにならければとつくづく思った。

  • 根茎

    その他のシダ
葉(表)

胞子嚢群