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- 科名・属名 :
ホングウシダ科 エダウチホングウシダ属
- 特徴 :
草丈20〜90cmの常緑性シダ。
根茎は短いが長く伸び、径1.5〜3mm、葉を接近してつける。
葉身は単羽状〜2回羽状複葉で、長楕円形〜三角状楕円形、長さ10〜45cm、幅6〜20cm。質は草質〜硬質で、羽片は不規則に羽状に分岐する場合は下部の1〜3対の羽片のみ羽片の基部に小羽片がつく。分岐しない小羽片は狭三角形〜三角状披針形、中肋がある。頂小羽片は大きい。葉柄はわら色〜暗褐色、表面に2列の稜があり、長さ10〜50cm。
胞子嚢群は葉縁に脈端を連ねて長く伸び、辺縁の切れ込みで寸断されることもある。包膜は全縁か波状縁で、葉縁よりわずかに内側に寄る。
- 分布・生育地 :
奄美大島〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)〜マダガスカル、マレーシアの熱帯域) あまり暗くない林下
- 撮影月日・場所 :
2013年1月28日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢 同 上
- 撮影記 :
日暮れ間近の林下はやや薄暗く分け入るには気が引けたが、冬のこの時期ならハブも顔を見せないだろうと思い切った。
暗い林下を抜けるとやや明るい林となり、林床にこのシダとマルバホングウシダが点々と生えていた。
一見するとサンカクホングウシダに似ているところもあるが、このシダは羽片の基部が若い葉でもくさび形〜切形で、羽片の後部が大きく欠けるサンカクホングシダとは異なる。
その他のシダ
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