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- 科名・属名 : イノモトソウ科 イノモトソウ属
- 特徴 :
草丈25〜45cmの多年草。
イノモトソウとオオバノイノモトソウの雑種。
イノモトソウの特徴を受け継ぎ、葉脈が葉縁まで達しないものが混じること、羽片の幅がイノモトソウより広いこと、葉軸の翼は上から2番目の羽片間の途中までつくことが多いなどの特徴がある。
これまでセフリイノモトソウといわれていたが、オオバノイノモトソウの葉軸に沿って翼が発達するタイプと混同されていたため、新和名と学名がつけられた。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜九州 (国外:日本固有) 日の当たる石垣〜山地樹林下
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年3月5日 群馬県邑楽郡 中・全体2 同 上 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・胞子嚢群 2014年8月8日 東京都奥多摩 右下・葉表 2015年3月5日 群馬県邑楽郡
- 撮影記 :
学研の「日本産標準シダ植物図鑑」で、これまでセフリイノモトソウと言われたこの雑種を、新しくアイイノモトソウとし学名も新しくなっていてそれに従った。
これまで葉軸の一部に翼がつくオオバノイノモトソウを雑種と判断していたが、オオバノイノモトソウには葉軸に翼の発達するタイプもあるようで、それ以外の相違点をしっかりチェックしないと同定できないことになった。
ここに載せた写真は多分雑種のアイイノモトソウだと思われるが、胞子嚢群の奥多摩の写真はオオバかもしれない。
いずれにしても、両親とも普通種のシダであることから、混生地では点々と見かけることが多い。
その他のシダ
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