タチシノブ(立忍)

Onychium japonicum


タチシノブ

  • 科名・属名 :
     イノモトソウ科 タチシノブ属

  • 特徴 :
     草丈40〜90cmの常緑性シダ。
     根茎は長く匍匐し、披針形で茶褐色の鱗片がある。
     葉はやや2形、胞子葉の葉身は広三角状披針形〜卵状披針形、3〜4回羽状複生で長さ(24-)31〜38(-46)cm、幅(11-)15〜21(-23)cm。側羽片は(9.6-)12〜15(-19)cm、幅(4.8-)6.4〜9(-10)cm、最終裂片は細長く、鋭頭で全縁。葉柄は長さ(19-)25〜38(-55)cm、わら色で基部は紫褐色。
     栄養葉は小型で切れ込みが浅く、紙質〜やや硬い草質。
     胞子嚢群は裂片の先端近くの辺縁につき、線形〜長楕円形、長さ(2-)2.7〜4.1(-5.6)mm、幅(0.4)0.6〜0.9(-1.2)mm、包膜はないが偽包膜(反転した葉縁)がある。

  • 分布・生育地 :
     本州(福島県以南)〜沖縄(沖縄島以北) (国外:朝鮮、中国、台湾、インドシナ〜インド)
     山地林下、向陽の林縁

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2007年2月10日  神奈川県逗子市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・胞子嚢群    同  上

  • 撮影記 :
     シダの撮影をメインに出かけた三浦半島の山、時期も冬とあって花の咲く植物はほとんどなく、結果的にもシダだけを撮影することとなった。
     どのシダも撮影するのは初めてだったが、やはりシダらしくないヘラシダミツデウラボシなどが興味を引いたが、美しい切れ込みのこのシダも目に付いた。
     切れ込みも美しいが、胞子嚢群を両側から偽包膜(反転した葉縁)が折りたたむ形も面白かった。

  • その他のシダ
胞子嚢群