キレバキノボリシダ(切葉木登羊歯)

Diplazium lobatum


キレバキノボリシダ1

  • 科名・属名 : イワデンダ科 ヘラシダ属

  • 特徴 :
     草丈50〜80cmの常緑性シダ。
     根茎は太くて短く、横に走り、束生して葉をつける。
     葉は3〜5対の側羽片と頂羽片からなり、長さ15〜25cm、幅4〜5cm。質はやや薄く、柔らかい革質〜硬紙質。頂羽片の基部は広いくさび形〜ほぼ切形、下部が羽状に切れ込んで1〜3対の裂片を作る。葉柄は長さ15〜40cm。
     胞子嚢群は長い線形で平行に走る脈に沿って中肋付近から羽片の辺縁まで伸びる。

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島)〜沖縄
     林下の陰湿な場所

  • 撮影月日・場所 :
     2007年4月29日  沖縄県西表島
     中 2007年6月30日  鹿児島県屋久島
     下・胞子嚢群 2008年10月5日    同  上

  • 撮影記 :
     キノボリシダの形はイワガネソウに似ているが、その頂羽片の基部が切れ込みいくつかの裂片がつく形になったのがこのシダで、裂片がつくだけで面白く興味を惹く形に変わる。
     最初に出会ったのは西表島で、沢沿いのやや急な登山道を登っているとき目の前の斜面に生えていた。
     そのときは胞子嚢群(ソーラス)のつき方が今一つで撮り直しを考えていたところ、屋久島で形のいいソーラスをつけた株に出会った。
     この仲間には、キノボリシダイブダケキノボリシダなど似た形のシダがいくつかあるが、このシダは特徴である頂羽片の切れ込みで同定できる。

  • その他のシダ
キレバキノボリシダ2

胞子嚢群