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- 科名・属名 : イワヒバ科 イワヒバ属
- 特徴 :
草丈5〜10cmの常緑性シダ。
主茎は長く匍匐し、所々で分枝して側枝を出す。径は(0.2-)0.3〜0.4(-0.5)mm。
葉は匍匐茎と胞子嚢をつける先端部との2形で、背葉と腹葉があり、どちらも卵形。匍匐茎の背葉は、長さ(1.1-)1.2〜1.5(-1.8)mm、幅(0.5-)0.6〜0.8(-1.0)mm、腹葉は(1.2-)1.5〜1.9(-2.1)mm、幅(0.6)0.8〜1(-1.1)mm。
胞子嚢をつける先端部の背葉は、長さ(1.0-)1.1〜1.3(-1.5)mm、幅(0.5-)0.6〜0.8(-0.9)mm、腹葉は、長さ(1.3-)1.5〜1.8(-2.0)mm、幅(0.5-)0.6〜0.9(-1.1)mm。
背葉の先端は鋭尖頭で著しく尾状に伸び、辺縁は微鋸歯縁、腹葉の先端は鋭尖頭、縁には腺毛状の突起がある。質は草質で淡緑色。
胞子嚢穂は側枝に1個頂生し、長さ(0.4-)0.5〜0.9(-1.2)cm、幅(2.4-)2.8〜3.1(-3.3)mm。
- 分布・生育地 :
九州(鹿児島県)〜沖縄 (国外:台湾) 山林中の湿った崖、地上、石垣
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年3月18日 沖縄県西表島 下・全体2 同 上 (2枚とも拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
船をチャターしヒメツルアダンの花を探して分け入った西表のある沢、地元の方の案内で沢沿いに道を作りながら進む。
しかし、やっとたどり着いた場所にあったのは、完全に花の終わった株だけだった。
手ぶらも癪に障ると、手をつけ始めたばかりのシダを教えられるままに撮影した。
このシダは沢沿いの湿った岩壁にコミダケシダとともに生えていた。
その他のシダ
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