オウレンシダ(黄連羊歯)

Dennstaedtia wilfordii


オウレンシダ

  • 科名・属名 :
     コバノイシカグマ科 コバノイシカグマ属

  • 特徴 :
     草丈20〜60cmの夏緑性シダ。
     根茎は長く匍匐し、褐色の軟毛があるが鱗片はない。
     葉は2回羽状複生〜3回羽状深裂、葉身は長楕円状披針形、長さ(16-)23〜29(-34)cm。側羽片は三角状卵形、長さ(2.3-)3.1〜6(-10)cm、幅(1.6-)2〜3.1(-4.5)cm。裂片は長楕円状披針形、鈍頭〜鋭頭、縁は鋸歯縁。質は草質、淡緑色、両面に疎らに毛がある。
     葉柄は長さ(8.8-)13〜22(-32)cm、上部はわら色〜淡緑色、基部は黒褐色で光沢があり、鱗片はないが褐色の軟毛がある。
     胞子嚢群は裂片の先端につき、円形〜扁円形、包膜はコップ状で波状縁、長さ、幅とも約1mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州(除く南部) (国外:朝鮮、中国、ロシア(極東部)、南アジア
     山地の林下

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2011年10月18日  静岡県浜松市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・胞子嚢群    同  上

  • 撮影記 :
     静岡県以西に分布するアザミ類の撮影に出かけた。
     案内は小〜大学時代の生物部の先輩、昆虫だけでなく植物や魚類などにも造詣が深かったが、当時は私は昆虫少年、まさか植物で一緒に歩くときがあるとは思ってもいなかった。
     山道の道端で目的のワタムキアザミを撮影し、その後はシダを探しながら歩いた。
     とある林下でこのシダを見つけた。イヌシダに感じが似ていたが、葉に毛がないことで本種とわかった。
     静岡県はシダ類でも面白い地域で、その後も何度か訪れている。

  • その他のシダ
胞子嚢群