セイタカホラゴケ(背高洞苔)

Vandenboschia × quelpaertensis


セイタカホラゴケ1

  • 科名・属名 : コケシノブ科 ハイホラゴケ属

  • 特徴 :
     草丈20〜30cmの常緑性シダ。
     ハイホラゴケオオハイホラゴケのゲノムを併せ持つ雑種。
     根茎は長く匍匐し、径2〜3mmと太く、暗褐色〜黒色の毛を密生する。
     葉は2〜3回羽状深裂、葉身は狭卵形〜卵状披針形、長さ15〜20(-25)cmで細長い。側裂片は広卵形、辺縁は全縁で扁平、羽片及び裂片間には隙間が目立つ。
     葉柄は長く、基部近くまで波打つ翼がある。
     胞子嚢群は裂片に頂生し、包膜はコップ状で多少とも反転する。胞子嚢床は約1mm程度と長い。

  • 分布・生育地 :
     本州(千葉県以西)〜沖縄 (国外:朝鮮(済州島))
     山地樹林下の湿った岩上

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2018年1月15日  沖縄県国頭郡
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     台風の影響で倒木が多く、跨いだり回避したりしながら薄暗い沢を歩く。真冬なのでハブの心配が少ないだけ安心して歩ける。
     たどり着いた沢沿いの斜面や岩場には何種類かのホラゴケの仲間が生育し、当然のことながらそれらの雑種も見られた。
     シダに詳しい地元の花仲間から教えてもらって撮影したのがハイホラゴケオオハイホラゴケのゲノムを併せ持つという雑種のこのシダだった。
     その場では母種やその雑種である本種の違いを確認して撮影したにもかかわらず、しばらく経ってから写真を整理しようとすると、どれがどれなのか分からなくなってしまった。

  • 葉柄の翼

    その他のシダ
セイタカホラゴケ2

胞子嚢群・胞子嚢床