アイノコクマワラビ(合の子熊蕨)

Dryopteris × mituii


アイノコクマワラビ

  • 科名・属名 : オシダ科 オシダ属

  • 特徴 :
     草丈50〜90cmの常緑性シダ。
     クマワラビオクマワラビの推定雑種で、両親種とのあらゆる中間形が見られる。
     根茎は短く、直立〜斜上し、葉を叢生する。
     葉は2回羽状全裂〜複生、葉身は広卵形〜長楕円状広披針形。葉面は窪んでシワになるが、それほど多くない。下部の葉はオクマワラビのようにやや短縮するが幅の広いものが多い。
     葉柄基部の鱗片は明るい褐色のものが多いが、褐色で光沢なるものなど変化が大きい。
     胞子嚢群は葉身の上部〜中ほどまでつくことが多いが、クマワラビのように短縮して枯れることはない。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:日本固有)
     山地や山麓の林縁、林下

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2017年12月5日  東京都八王子市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・胞子嚢群、以下全て   同  上

  • 撮影記 :
     クマワラビオクマワラビの雑種とされ、両親種とも普通種であることからこの雑種も比較的よく見られる。
     ただ、雑種のため中間形であるものの、どちらかの親に似たものなど変化が多く、同定に悩む場合も多い。
     この写真は胞子嚢群が縮小しないこと、葉柄基部の鱗片が明るい褐色であることなどから雑種としたが、オクマワラビの秋に出る葉では黒褐色の鱗片が黄褐色のものあるとのことで、同定が100%正しいとの自信はない。


  • 葉柄基部鱗片



    その他のシダ
胞子嚢群1

胞子嚢群2

葉表