ドウリョウイノデ(道了猪の手)

Polystichum × anceps


ドウリョウイノデ

  • 科名・属名 : オシダ科 イノデ属

  • 特徴 :
     草丈70〜110cmの常緑性シダ。
     アイアスカイノデイノデの推定雑種。
     葉は2回羽状複生、アイアスカに似てやや狭長で先は細く伸び、葉柄が長く立ち上がったように見える。質は硬い草質、暗緑色で光沢がある。
     葉柄下部の鱗片は広披針形で密につき、淡褐色〜濃褐色で中央に濃褐色の縞の入るものもある。葉柄中部の鱗片は狭披針形でイノデよりやや幅狭く、縁の鋸歯はあるがイノデより目立たない。葉柄上部の鱗片は毛状。
     胞子嚢群は下部羽片ではイノデよりやや辺縁寄りにつき、中部から上部では中肋と辺縁の中間につく。

  • 分布・生育地 :
     本州(山形・宮城県以南)、四国(香川、高知県)、九州 (国外:日本固有)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2013年5月17日  東京都高尾山
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・胞子嚢群、下・葉柄下部鱗片    同  上

  • 撮影記 :
     アイアスカイノデとイノデの雑種で、基準産地は神奈川県の箱根の道了尊で見つかったことから和名がつけられている。
     シダに詳しい花仲間と東京都の高尾山を探索の際、教えてもらった。
     両親とも普通に見られる種のため、地元の神奈川県でも比較的多く見られる雑種のようだ。
     和名の由来となっている県内で撮影したものをアップしたいが、雑種は基本種の特徴をしっかり認識できていないと判断できないため、それらしき雑種は見かけているものの自信を持って同定できずにいる。

  • その他のシダ
胞子嚢群

葉柄下部鱗片