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- 科名・属名 :
チャセンシダ科 チャセンシダ属
- 特徴 :
草丈10〜30cmの常緑性シダ。
クモノスシダとコバノヒノキシダの雑種。
根茎は短く、斜上または直立しやや塊状になる。
葉は線状披針形のクモノスシダと2回羽状複生(〜3回羽状全裂)のコバノヒノキシダの中間、1回羽状全裂で披針形、長さ5〜10cm、幅1〜3cm。葉柄は長さ2〜6cm。
胞子嚢群は羽片の中肋寄りにつき、線形〜長楕円形。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西) (国外:中国、朝鮮?) 山地の岩上、石垣(石灰岩地で見ることが多い)
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2007年8月4日 群馬県富岡市 中・全体2 2015年3月6日 群馬県高崎市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢群 同 上
- 撮影記 :
クモノスシダとコバノヒノキシダの雑種で、両者の中間の形態となっている。
群馬県で初めてこのシダを教えられ、近くにあった両種のシダと比較して見ると、確かに雑種ということが納得できた。
これまで群馬県と広島県で見たが、クモノスシダが石灰岩地に多いこともあり、石灰岩地で見かけることが多いが、そうでない石垣や岩上でも生えている。
雑種については図鑑でも特徴について詳細な記述がないため苦労する。
その他のシダ
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