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- 科名・属名 : チャセンシダ科 チャセンシダ属
- 特徴 :
草丈30〜60cmの常緑性シダ。
トキワシダとオクタマシダの推定雑種とされる。
葉は単羽状〜2回羽状全裂、側羽片は17〜25対と両親より多く、羽片の切れ込みは中間的で無性芽はつかない。
胞子嚢群は初め白色で後に赤褐色になる。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)、四国 (国外:日本固有) 林下の湿った岩壁
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年11月13日 静岡県浜松市 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
静岡県西部の山間部、深い谷沿いに伸びる林道に車を止め、「あの対岸の岩場に生えている」と地元の花の先輩から教えられた。
和名の由来となっている発見地(水窪町(現浜松市))であるが、林道から十数mも急な斜面を下り、沢を渡った対岸に取り付くのは容易ではない。
やっとのことで沢に下り、先ほどより急な対岸の岩場にとりつくと、直ぐの岩上に一方の親であるトキワシダがついていた。
さらに急な斜面を岩に掴りながら20〜30m上がると、目の前のそそり立つ岩壁に両親よりはるかに大きく立派なこのシダが生えていた。
何とか近くの岩場に上がって撮影するが、足元が覚束なく撮り終えて岩場を降りるとホッとした。
下る途中、もう一方の親であるオクタマシダもあり、貧弱な株だったがこのシダも少し見られた。
その他のシダ
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