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- 科名・属名 : ウラボシ科 ノキシノブ属
- 特徴 :
草丈15〜25cmの常緑性シダ。着生。
根茎は短く匍匐し、三角状披針形で褐色の鱗片を密につける。
葉は単葉、葉身は線状披針形、先端向けて次第に狭くなり、先は鋭尖頭。質は革質、光沢のある深緑色。
葉柄はやや長く、光沢のある黒色(これが特徴)で、基部の鱗片は線形で褐色。
胞子嚢群は普通上半部につき、中肋と辺縁の中間に並び、やや大きな円形。
2018年、ノキシノブとナガオノキシノブの雑種起源の種として発表された。
- 分布・生育地 :
日本全土? (国外:不明) 山地の岩上、石垣、樹幹
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2022年10月11日 東京都八王子市 中上・全体2 2023年9月14日 山梨県南都留郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・葉表 2022年10月11日 東京都八王子市 中下・胞子嚢群1 2023年9月14日 山梨県南都留郡 左下・胞子嚢群 2022年10月11日 東京都八王子市 右上・葉柄基部1 同 上 右下・葉柄基部2 2023年9月14日 山梨県南都留郡
- 撮影記 :
2018年新しく発表された種で、これまではノキシノブと判断していたシダがノキシノブと本種、さらにフジノキシノブと分けられたが、詳細がわからないだけに区別が難しい。
それでも本種は葉柄基部が光沢ある黒色になるという特徴があり、比較的同定しやすい。
早速近場の雑木林の林縁の石垣に生えていたノキシノブを確認したところ本種だった。
その他のシダ
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