|
- 科名・属名 : ウラボシ科 イワヒトデ属
注.「日本産シダ植物標準図鑑」(学研刊)では、オキノクリハラン属で、ウラノシダ(Leptochilus neopothifolius × L. pteropus)とされている。
- 特徴 :
草丈20〜40cmの常緑性シダ。
オオイワヒトデとミツデヘラシダの雑種とされる。
側裂片は少なく、ミツデヘラシダに似ているが、葉脈が表面から見えることはなく、オオイワヒトデに近い。
APG分類では、この雑種をウスバイワヒトデとしているが、「日本産シダ植物標準図鑑」はウラノシダとしていて学名は異なっている。
- 分布・生育地 :
沖縄(石垣、西表島) (国外:日本固有) 林下の渓流沿いの岩上
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2008年12月14日 沖縄県西表島1 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・胞子嚢群 同 上 中下・全体2 2009年9月15日 同 上2 (中下は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢群2 同 上
- 撮影記 :
西表島のある沢沿いを歩いているとミツデヘラシダによく似ているが、葉の感じが違うシダを見つけた。
何かのシダの幼葉かなと思って裏面を見ると、しっかり胞子嚢群がついていて成葉であることがわかった。
現地のシダに詳しい方に聞くと、どうもオオイワヒトデとミツデヘラシダの雑種ではないかと教えられた。
それ以上詳しいことはわからずにそのままにしていたが、「日本産シダ植物標準図鑑」(学研刊)を見ていたらこのシダがウラノシダとして載せられていた。
ちなみに雑種と教えてくれたシダに詳しい方のハンドルネームが「うらの」氏で、彼が最初に見出したとのことだった。
下の2枚は西表島でも別の場所で撮影したものだが、少し感じは違うものの同じ雑種ではないかと思うが。
その他のシダ
|