ハッポウアザミ(八方薊)Cirsium happoense |
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草丈40〜70cmの多年草。 茎は分枝しないか上部で僅かに分枝する。 根出葉は花時には枯れ、茎葉は狭長楕円形で羽状に中裂する。 頭花は1〜3個点頭し、長さ7cmにもなる長い花柄の先につく。総苞は広鐘形〜鐘形で、径25〜45mm、長さ15〜18mm、紫色を帯びることが多い。総苞片は6〜7列、開出〜斜上し、外片は7〜12mmで先端に2mm程度の刺があり、粘らない。 本州(北アルプス北部) 蛇紋岩地 2004年8月11日 長野県八方尾根 下・花 同 上 観光客で賑わう八方尾根、ハッポウウスユキソウやハッポウタカネセンブリなどここの特産種も多い。 気をつけながら歩いていると、オニアザミはすぐに目についたが、この花はなかなか見つからず帰り道で見つけた。 葉が羽状に中裂し、長い柄の先に花がつき、総苞外片が開出したこのアザミ、1997年に発表された新しい花である。 同じ科の仲間の花 |