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- 科名・属名 : キク科 ヨモギ属
注.APG分類では、学名(A. lancea)
- 特徴 :
草丈1〜1.2mの多年草。
茎はよく分枝し、しばしば紫色を帯びる。
根出葉や茎の下部の葉は花時に枯れ、中部の葉は長さ3〜7cm、幅3〜6.5cm。羽状に深裂し、裂片の幅は3mm以下。裏面に白い綿毛がある。
頭花は大きな円錐花序となって多数つき、径約1mmと小さい。総苞は筒鐘形、長さ約2mm、径約1mm。総苞片は4列で、外片は短く広卵形。花柄はない。
痩果は長さ約1.1mm。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、台湾、中国、ウスリー) やや乾いた草原
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2006年9月9日 大分県大分郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・頭花(総苞) 2016年9月22日 熊本県阿蘇 下・葉 2006年9月9日 大分県大分郡
- 撮影記 :
大分県や熊本県の草原は、春はキスミレやエヒメアヤメ、夏から秋にはヒゴタイなどが咲き、何度か花見に訪れた。
秋の草花との出会いを求めて訪れた9月、アザミ類やヨモギの仲間などキク科の花が期待に違わず出迎えてくれた。
この花は多数つく頭花が小さなこと、葉の裂片の幅が3mm以下と細いことが特徴とされている。
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