キイシオギク(紀伊潮菊)Chrysanthemum shiwogiku var. kinokuniense |
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草丈25〜40cmの多年草。 シオギクの変種で、イソギクとの中間的な形態的である。 葉は倒披針形のものが多くてシオギクより狭く、羽状に浅裂する。 頭花は散房状に多数つくが、花茎が長いためイソギクほど密集しな。黄色の筒状花のみからなり、径約8mmとシオギクより小さいものの、イソギクより大きい。 本州(三重〜和歌山県) 海岸の崖 1988年11月29日 和歌山県日ノ御岬 下・花 同 上 12月初旬、この花を見るため紀伊半島に出かけた。 快晴の一日、バスを降り海岸沿いの道を歩きだすと、黒潮が洗うせいか暖かいというより少し暑い。 海岸沿いの斜面はこの花のほかタイキンギクも花盛りで、黄色で眩しいくらいだ。 この仲間は千葉県から高知県までの太平洋岸に分布し、中間にあたる紀伊半島には東のイソギク、西のシオギクの中間の形態を持つこの花が分布している。 ここにはシマカンギクとの雑種のヒノミサキギクがあると知っていたので探したが、写真になるような株には出会えなかった。 同じ科の仲間の花 |