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- 科名・属名 : キク科 アザミ属
注.APGV分類ではナンブアザミと同一種の扱いで、学名(C. tonense)
- 特徴 :
草丈0.6〜1.5mの多年草。
根出葉は花時には枯れ、茎葉は楕円状披針形で長さ20〜30cm、羽状に中裂することが多い。
頭花は普通長い花柄の先に点頭し、径2.5〜3cm。総苞は鐘形で総苞片は反り返る。
ナンブアザミの変種で、葉の切れ込みが深く、葉や総苞の刺が太くて長い。
別名 タイアザミ
注.改訂新版「日本の野生植物5」(平凡社刊)では、APGV分類としてナンブアザミと同一種とされ、ダキバヒメアザミやウラゲヒメアザミも同じ種として整理されている。
一方、別名のタイアザミは独立種とし、イガアザミもタイアザミと同一種として整理されている。
- 分布・生育地 :
本州(関東〜中部地方南部) (国外:日本固有) 山野
- 花期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2011年10月13日 東京都八王子市 中上・全体2 2003年10月11日 東京都日野市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花(総苞)1 2011年10月13日 東京都八王子市 左下・花(総苞)2 2014年10月25日 千葉県君津市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
関東地方では最も普通なアザミで、山地でけでなく丘陵の縁などでも良く見られる。
平成23年春まで住んでいた日野市でも、秋になると多摩丘陵の縁や丘陵を通る道端でよくこの花を見かけた。
中部地方以北に分布するナンブアザミの変種とされ、葉や総苞の刺が太くて長いことが違いとされている。
総苞片は開出するか大きく反り返るので、鋭い刺と相俟って、触ると痛い目を見ることになる。
ただ、特徴欄の注に記したように、APGV分類でのアザミ類の整理は大きく変わっているので、このHPのアザミ類も見直す必要があるだろう。
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