|
- 科名・属名 : キク科 オグルマ属
注.APG分類では、学名(I. ciliaris var. ciliaris)
- 特徴 :
草丈20〜50cmの多年草。
茎は普通分枝しないが時に上部でわずかに分枝して直立し、紫色を帯び、開出する毛が密にあるかやや無毛。
根出葉は数個あって斜上し、葉身はさじ形で、長さ4〜10cm、幅0.8〜1.5cm。先は尖り、基部はくさび形、はじめ両面に毛が多く、裏面脈上は遅くまで残る。茎葉は数個つき、鈍頭で基部がやや茎を抱く。
頭花は茎頂や枝先に1個上向きにつき、黄色で径3〜4cm。総苞は半球形、総苞片は4〜5列、全て同長、外片は狭長楕円形で毛が多く、上半は開出する。
果実(痩果)は長さ長さ約1.5mm、10本の肋があり、疎らに毛がある。
- 分布・生育地 :
本州(東海地方以東)、九州(宮崎県) (国外:日本固有) 山中の湿地
- 花期 : 6〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2003年8月19日 愛知県豊橋市 中上・全体2 2019年9月21日 岐阜県中津川市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2004年9月23日 愛知県南設楽郡 左下・花2 2017年9月25日 愛知県岡崎市 右上・茎葉、右下・茎 同 上
- 撮影記 :
春のミカワバイケイソウ夏から秋のシラタマホシクサなど、愛知県の葦毛湿原はいつ出かけても楽しい花見ができる。
シラタマホシクサがまだピーク前の8月、サギソウが点々と咲く真夏の湿原でこの花が見られる。
しかし、多くの観光客を避けながら木道に三脚を立て、制約のある画角での撮影となると大変だ。
愛知県でも北部の湿原では、そんな苦労もなく貸し切り状態で撮影できる。
同じ科の仲間の花
|