ニジガハマギク(虹ヶ浜菊)C. × shimotomaii |
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草丈30〜80cmの多年草。 サンインギクとシマカンギクの雑種とされ、両種の接する山口県の瀬戸内側に知られている。 これがこの種と断言できる特徴はなく、頭花も黄色〜白色、径2〜4cmとばらつきが大きく、葉の形もいろいろある。 本州(山口県) 海岸や崖 2005年11月12日 山口県光市 中・白花、下・淡黄色花 同 上 和名の由来となっている虹ヶ浜とは、山口県光市にある海岸の名前である。 このあたりは、日本海側に分布するサンインギクと瀬戸内海沿岸に分布するノジギクとが接する地域で、両者の雑種が生まれたのだろうが、今は両種を同時に見ることはできない。 現在、虹ヶ浜でこの花を見ることは難しいが、別の場所でこの花が見られると聞き、山口県に遠征した際立ち寄ることにした。 話を聞きつけ関東や関西からも花好きが集まり、総勢6人この花のあるという場所に向かった。 現地は道路際の法面、植栽したのではと思われるほど見事な群落を作っていた。色もサンインギクに近い黄色やノジギクに近い白色、中間の淡黄色と、雑種であることを疑わせない程バライティがあった。 その時一緒だった花仲間の訃報を、つい先日知らされた。あんなに明るく楽しそうだったのに。ご冥福をお祈りします。 同じ科の仲間の花 |
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