トダイハハコ(戸台母子)

Anaphalis sinica var. pernivea


トダイハハコ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ヤマハハコ属

  • 特徴

  •  草丈25cm程度の多年草。
     ヤハズハハコの石灰岩変形植物で、学名のpernivea(真っ白な)とあるように、全体に腺毛があり、その上を白い綿毛が厚く覆う。
     茎葉は倒披針形で柄がなく基部は茎に沿って流れる。
     頭花は茎の上部に平に集まってつき。雄株と多数の雌花と少数の雄花からなる両性花がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(長野、山梨県) 石灰岩地

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1995年9月2日 長野県上伊那郡
     下 1996年9月16日  同 上

  • 撮影記

  •  南アルプスの北部の石灰岩地は、土壌に合わせて変形した固有の植物がいくつか見られる。
     いずれも夏から秋に掛けて花を咲かせるので、同時にカワラウスユキソウシライワシャジンなど目にすることができる。
     不便な場所であるが、hanamistとしては是非一度は訪れたい場所である。

    同じ科の仲間の花
トダイハハコ2