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- 科名・属名 : アブラナ科 イヌナズナ属
- 特徴 :
草丈5〜20cmの多年草。
茎は株立ちとなり、全体に白い星状毛が密生する。
根出葉はロゼット状で、倒卵形〜長楕円状倒卵形、長さ1〜3cm、幅0.3〜1.2cm。全縁時に鋸歯縁となる。茎葉は広楕円形〜広卵形、1〜2対の粗い鋸歯がある。
花は総状花序となり、8〜18個が密集してつき、白色で、径8〜9mm。花弁は4個、倒卵形で先がへこみ、長さ4〜6mm。萼片は広長楕円形、長さ2〜3mm。
果実(短角果)は広披針形〜長楕円状卵形、長さ8〜12mm、幅2.5〜3.5mm、強くねじれ、疎らに毛があるか無毛。種子は楕円形、長さ1〜1.5mm、付属体はない。
- 分布・生育地 :
北海道、本州(下北半島) (国外:サハリン、ロシア(沿海地方)、アラスカ) 海岸の岩上、山地〜亜高山の岩場
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1991年5月25日 北海道根室市 中・全体2 1983年6月10日 北海道礼文島 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 1986年月日 同 上 右下・根出葉 1983年6月10日 同 上
- 撮影記 :
花の浮島礼文島はその名のとおり、山でも平地でも海岸でも花が咲き乱れている。
6月は草原にレブンアツモリソウやレブンコザクラなどが咲き、海岸の岩場にこの花が咲く。
海岸の岩上では、この花の白色や黄色や赤色のイワベンケイが目立つ。
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