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- 科名・属名 : アブラナ科 オハツキガラシ属
- 特徴 :
草丈20〜60cmの1年草。帰化。
茎は上部で少数枝分かれし、全体に下向きの粗い毛がある。
葉は互生、下部に大きな葉が根生葉状に集まり、羽状に深裂し、裂片は円頭〜鈍頭でさらに浅く切れ込む。両面に毛を散生し、下面脈上と葉柄には多くの毛がある。有柄。
花は淡黄色、径約8mm。花柄の基部には葉状の苞葉がつき、下方のものは大きくて羽状に深裂、上方のものは小型になる。花弁は4個、長さ約1cm、舷部は倒卵形で円頭、爪部は急に細くなる。雄しべは4個、葯は淡黄色、柱頭は頭状。萼は4個、花弁の約半分長。せんたんがやや角状になり、上半部には粗毛がある。
果実(長角果)は棒状、長さ約4cm、幅約1.5mm、弓形に曲る。種子は1列に並び、長さ約1mm、淡褐色。
- 分布・生育地 :
帰化(中央ヨーロッパ原産)(北海道〜九州に散在) (国外:世界の温帯域に帰化) 道端、空地、荒地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2013年8月23日 北海道釧路市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
北海道東部の海岸にクシロネナシカズラの撮影に出かけた。
目的の花はやや花期を過ぎていたが何とか撮影でき、日帰りの予定だったが、その後の余った時間は何かないかと車を走らせ、道端や湿原の花を探した。
すると、何種か花の咲いている道端の空地を見つけ車を止めた。
コガネギシギシやチシマアザミなどの在来種を押さえ、多くの種類の帰化植物が生えていた。
その中にあったこのアブラナ科の花、同定できず不明種扱いにしていたが、その後色々調べ本種と判断した。ただ、同定には今ひとつ自信はない。
同じ科の仲間の花
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