マルバアカザ(丸葉藜)

Chenopodium acuminatum


マルバアカザ1

  • 科名・属名
  • : アカザ科 アカザ属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの1年草。
     茎は直立または斜上し、よく分枝する。
     葉は互生し、長楕円形〜広卵形で、長さ2.5〜6cm、幅2〜5cm。質はやや厚く、先は鈍形で、裏面に粉状物に覆われる。
     花は密な穂状花序になり、1節に8〜10個束生し、小さく両性で、苞も柄もない。

  • 分布・生育地

  •  本州〜沖縄  海岸や内陸の砂浜

  • 花期
  • : (3)5〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年3月17日 沖縄県宮古島
     下 2004年4月9日 沖縄県石垣島

  • 撮影記

  •  本州の海岸にも分布している花であるが、よく見るのは沖縄の海岸である。
     春先の沖縄の海岸は、多くの花が盛りを迎える。
     本州では白い花しか見ないベニバナハマボッスがピンクの花を咲かせ、深紅ののミツバノコマツナギや、シロバナミヤコグサの白い豆科の花が珍しい。
     地味な花で目立たないのがアカザ科のこの花だ。少し厚めで丸い葉が特徴的だ。

    同じ科の仲間の花
マルバアカザ2