|
- 科名・属名 : アマ科 アマ属
- 特徴 :
草丈20〜80cmの1年草。帰化。
茎は細くて直立し、上部でよく分枝する。
葉は下部では対生するが、普通は互生し、広線形〜線形、下部のもので長さ1〜2cm、幅3mm。やや粉白色を帯び、先は鋭い。
花は茎の先にまばらにつき、花弁は黄色で5個、直径約8mm。
萼片は5個、外側の2個は長さ約3mm、内側の3個は長さ約2mm、蕾の時は外側の2個が内側の3個を包んでいる。
果実(刮ハ)は球形で径2〜3mm。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産) (国外:世界の温帯域に広く帰化) 荒地や湿地
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
1996年7月20日 千葉県山武市成東湿原 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序 2016年7月17日 同 上 右下・花、右上・葉 同 上
- 撮影記 :
千葉県の成東町(現山武市)に国の天然記念物に初めて指定された「成東・東金食虫植物群落」がある。
田んぼの間に残された湿原にナガバノイシモチソウやモウセンゴケなどの食虫植物のほか、サギソウなどの湿地性の植物も見られる。
管理人も常駐し、植物の写真や今咲いている植物についても案内があるなど、初めての方でも多くの花との出会いができる。
ところが、湿原の中に帰化植物であるこの花が堂々と咲いている。手入れの際帰化植物は抜き取られているようであるが、何故かこの花は駆除の対象外となっているらしい。見た目がいいので残されているとしたら差別だと憤慨する。
全草の写真しかなかったので、花や葉の撮影に20年振りに出かけた。相変わらずこの花は残っていたが花は全て閉じていた。
以前は気づかなかったが、この花は朝から咲くのではなく、晴れた日なら午後1時頃から、曇りの日は11時過ぎに咲き出すとのこと。この日は高曇りだったので、待っていると11時過ぎ一斉に花が開いた。
同じ科の仲間の花
|