ヒメマンネングサ(姫万年草)Sedum zentaro-tashiroi |
|
茎は伸びて分枝して赤く、側枝が形成され、花後も枯れない。走出枝は出さず、節間短い。 葉は4輪生(3〜5輪もある)で、花をつける茎の葉も4輪生。 花は集散状に頂生し、花弁は黄色で5個。雄しべは花弁の約2/3。 ヒメレンゲに似るが、茎は赤く花後も枯れない、走出枝を出さない、葉が4輪生であることなどの相違点がある。染色体数は2n=36 ヒメレンゲは、茎が黄緑色で花時意外伸びず、花後枯れる。走出枝を出して伸びる。 葉は、花をつける茎では互生、走出枝では3輪生もある。雄しべは花弁より少し短い。染色体数は2n=56。 九州(対馬) 山地の岩上 2008年5月2日 長崎県対馬 上は拡大写真あり(写真をクリック) 中、下右・花、左・葉 同 上 涸沢を見上げると、上部の岩肌が薄っすら黄色に見えた。ホッとして崩れやすい斜面を登る。岩上や周辺にマンネングサが満開だった。 前回対馬を訪れた際この花があると聞いた。朝鮮半島系の花らしいが、図鑑を見ても分布の記述がなく、どんな花か興味津々やってきた。 葉は4輪生が基本のようであるが、3輪も5輪もある。事前の調べができなかったので、花や葉の付き方など同定の参考になりそうな部分を撮影する。 対馬は地理的特性のため、日本ではここだけという大陸系の植物が何種類か分布している。しかも、図鑑には記述されていないチョウセンカラスウリや、今回見たシロコスミレのように自生か逸出か微妙な花も多く興味は尽きない。 同じ科の仲間の花 |
|