カマヤリソウ(鎌槍草)

Thesium refractum


カマヤリソウ

  • 科名・属名

  •  ビャクダン科 カナビキソウ属

  • 特徴

  •  草丈15〜30cmの半寄生植物。
     カナビキソウに似るが、全体に大きく、花柄も長い。
     雌雄異株で全体に無毛で滑らかで、茎は細く倒れる傾向にある。葉は線形で多肉質。
     花は5〜15mmの長い花柄の先に総状につく。花弁はなく、萼筒の先が5つに裂け、星型の花冠に見える。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州(栗駒山) 山地の草地

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年6月15日 北海道崕山
     アップ 1989年6月17日  同 上

  • 撮影記

  •  聞きなれないビャクダン科の植物で、本州中部以北の限られた山に生育している。
     トチナイソウを求めて登った北海道の奥深い山。その素晴らしさに目を奪われていたが、地味なこの花も気づかず撮影していた。
     2度目は、有名になったキリギシソウの撮影の際、以前に比べ登山者の多いことに驚きながらも、今度はしっかり撮影した。

    同じ科の仲間の花
花アップ