カマヤリソウ(鎌槍草)

Thesium refractum


カマヤリソウ1


  • 科名・属名 : ビャクダン科 カナビキソウ属

  • 特徴 :
     草丈15〜30cmの半寄生植物。
     茎は下部から叢生して分枝し、細く倒れる傾向にあり、無毛で粉白色を帯びる。
     葉は互生、葉身は線形、長さ2〜5cm。鈍頭でやや多肉質。
     花は葉腋から長さ3〜18mmの長い花柄出してその先に総状につく。花柄は一度下向きに出てから反曲して上を向く傾向にある。苞と小苞は葉状で、お互いに離れてつき、小苞は2個で細長い。花弁は無く、萼は筒状で長さ4〜5mm、先は4〜5裂して星形に開き、白い内側を見せる。雄しべは花被裂片と同数で、裂片の基部につく。
     果実は堅果状、壺形で長さ2〜2.5mm、縦脈は著しく隆起するが、果実表面の縦脈間の網目模様は目立たない。
     カナビキソウに似るが、花柄が3〜18mmと長く、一度下向きに出てから反曲して上を向くことや、果実の表面の縦筋間が目立たないことが異なる。

  • 分布・生育地 :
     北海道 (国外:朝鮮、中国(東北部)、ロシア(シベリア東部)
     亜高山の岩地、草地

  • 花期 :  6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1997年6月15日  北海道崕山
    中・全体2 1986年6月28日    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
    左下・花、右上・葉    同  上

  • 撮影記 :
     聞きなれないビャクダン科の植物で、北海道の亜高山帯の岩地や草地で見られる。
     トチナイソウを求めて登った北海道の奥深い山。その素晴らしさに目を奪われていたが、地味なこの花も気づかず撮影していた。
     2度目は、有名になったキリギシソウの撮影の際、以前に比べ登山者の多いことに驚きながらもしっかり撮影した。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
カマヤリソウ2

花