コキクザキイチゲ(小菊咲一華)

Anemone pseudo-altaica f. gracilis


コキクザキイチゲ1


  • 科名・属名 : キンポウゲ科 イチリンソウ属
     注.APG分類では、学名(A. pseudoaltaica var. gracilis)

  • 特徴 :
     丈6〜12cmの多年草。
     母種のキクザキイチゲに比べ葉や花が小型であるのが特徴で、
     茎葉の小葉は披針形、長さ1〜2cm、幅0.2〜1cm。
     花の直径は1.5〜3cm、白色または薄青紫色。
     箱根駒ケ岳が基準産地となっている。

  • 分布・生育地 :
     本州(神奈川県丹沢・箱根) (国外:日本固有)
     広葉樹林下

  • 花期 : 4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1997年5月4日  神奈川県箱根
    中・全体2、以下全て    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     「神奈川県植物誌」にもキクザキイチゲの品種として記載されているのでとりあげた(APG分類では、品種ではなく変種(var.)とされている)。
     この花の基準産地になっている神奈川県箱根にGWに撮影に行くとなったら、予定など立たない。なにしろ全ての道路がひどい渋滞でいつ現地につくのかわからない。
     この日も比較的あてになる登山鉄道で近くまで行った。あとわずかな距離を乗るためにバスの来るのをかなりの時間待った。
     箱根の山上はまだ春浅い。それでもこの花やコイワザクラが咲き出していた。

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コキクザキイチゲ2

花