オオカラマツ(大唐松)

thalictrum minus var. stipellatum


オオカラマツ1

  • 科名・属名

  •  キンポウゲ科 カラマツソウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     アキカラマツの変種で、葉は3〜4回3出複葉。小葉は長さ1〜3cm。
     黄白色の花がまばらにつき、直径約1cm。果柄がよく伸びることがアキカラマツとの相違点。
     別名 コカラマツ

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州中部、四国(剣山)
     亜高山帯〜高山帯の乾いた岩場、草地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1980年7月30日 北海道アポイ岳
     下 2005年7月9日 長野県八方尾根

  • 撮影記

  •  初めてアポイ岳に登ったのは昭和55年の夏、大雪山に登った帰りに立ち寄った。
     低い山だけに夏の花もほぼ終わりかけていたものの、5合目以上の岩礫地にはアポイギキョウアポイハハコ(タカネヤハズハハコ)アポイマンテマなどが咲いていて、あっという間にフィルムを消費した。
     この花は別名コカラマツというが、1m近くある株もありオオカラマツというのが適切だ。

     アポイ岳で撮った写真の同定にやや不安があったので、北アルプスに撮り直しに出かけた。
     下の写真は間違いなく本種である。

    同じ科の仲間の花
オオカラマツ2