ヒメクマヤナギ(姫熊柳)

Berchemia lineata


ヒメクマヤナギ1

  • 科名・属名 :
     クロウメモドキ科 クマヤナギ属

  • 特徴 :
     高さ1〜2mの落葉低木(一部葉が残る)。
     枝は密に分枝して匍匐性となり、小枝には短柔毛が密生する。
     葉は互生し、楕円形〜倒卵状楕円形で長さ5〜20mm、幅4〜12mm。円頭またはわずかに凹頭で基部は円形。側脈は4〜5対、全縁で無毛、裏面は灰白色。葉柄は長さ1〜2mm、短柔毛がある。
     花は枝先や上部の葉腋から小花柄を出して1〜数個総状につき、花弁は白色で5個、直立しさじ形で長さ4〜5mm。
     果実(核果)は円柱形で長さ5〜6mm、黒紫色に熟す。

  • 分布・生育地 :
     九州(奄美大島以南)〜沖縄 (国外:台湾、中国、インドシナ)
     海岸

  • 花期 :  7〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年10月7日  沖縄県国頭郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中 2006年12月23日    同  上
     下左・花 2015年10月7日    同  上
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     沖縄の海岸は砂浜も多いが、隆起珊瑚礁の岩場となっている所も多い。
     海岸近くの岩場は、イソマツオキナワマツバボタンシマアザミなど、多くの植物が見られる。
     亜熱帯の森の中やマングローブの茂る河口付近も面白いが、時にはエメラルドグリーンの海を眺めながらの撮影も楽しい。
     この写真は本部半島の海岸の岩場と、観光地として有名な万座毛近くの崖の上で撮影したものである。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ヒメクマヤナギ2

花