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- 科名・属名 : マメ科 タンキリマメ属
- 特徴 :
つる性の多年草。
茎は細くつる状で匍匐し、白毛と蜜腺がある。
葉は3小葉からなり、長さ2〜5cm、頂小葉は広卵形〜広菱状卵形、長さ0.7〜2.2cm、幅0.7〜2.4cm。先は鋭頭〜鈍頭、基部は広いくさび形、全縁。3脈があり、裏面には腺点が多い。
花は葉腋に総状に疎らにつき、黄色で長さ6〜7cm。
果実(豆果)は長楕円形でやや膨み湾曲し、長さ0.6〜1.2cm、幅4〜5mm。有毛で茶褐色に熟し、(1−)2個の種子が入る。
- 分布・生育地 :
小笠原諸島、硫黄列島、九州(奄美諸島以南)〜沖縄 (国外:中国、台湾、東南アジア〜南、西アジア、アフリカ) 道端、草地
- 花期 : 4〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年4月22日 沖縄県与那国島 中上・全体2 2019年5月10日 沖縄県西表島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 2005年4月22日 沖縄県与那国島 中下・果実(未熟果) 2010年10月15日 沖縄県与那国島 左下・果実(熟果) 2019年5月10日 沖縄県西表島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
花は可愛いものの畑の雑草の一つで、一度進入すると深く伸びる根が除去できず、厄介な雑草とのことである。
同じ黄色の花でも、竜骨弁のねじれるオオヤブツルアズキとの違いはわかるが、相称のハマアズキもあり、初めは同定しきれなかった。
果実(豆果)の形でもわかるようにアズキ属ではなく、タンキリマメの仲間である。
南の島にはマメ科の植物が本当に多い。名前だけでイメージしきれない花、名前すらわからない花など、いまだに同定しきれないマメ科の不明種がある。
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