サイコクヒメコウホネ(西国姫河骨)

Nuphar saikokuensis


サイコクヒメコウホネ1

  • 科名・属名 : スイレン科 コウホネ属

  • 特徴 :
     水中に生える多年草。
     コウホネ×オグラコウホネコウホネ×ヒメコウホネあるいは3種間の雑種と推定されている。
     葉は沈水葉、浮葉、抽水葉を生じるが、沈水葉を欠く場合もある。
     浮葉、沈水葉とも広卵形〜狭卵形で、長さ10〜30cmで中実。
     花は水中から長い花柄を出し水上に1花つけ、黄色で径3〜4cm。

  • 分布・生育地 :
     本州(中部以西)〜九州 (国外:日本固有)
     湖沼、河川

  • 花期 :  6〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年8月28日  広島県世羅郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中 2011年7月28日  兵庫県河東市
     下・花 2015年8月28日  広島県世羅郡
     右上・浮葉    同  上
     右下・抽水葉  2015年8月28日  広島県世羅郡

  • 撮影記

  •  兵庫県のあるため池に水生植物の撮影に出かけた。
     残念ながら、目的にしていたいくつかの花は、未開花や見つけられずでがっかり。
     しかし、浅い池には以前ヒメコウホネの西日本型と呼ばれていたこの花がいくつも咲いていた。
     図鑑に記載はなく良くわからない点が多いが、ネットなどの記述を見ると、沈水葉の形が狭くならないことでコウホネとは異なり、浮葉が円くならないことでオグラコウホネヒメコウホネと異なるとされている。
    浮葉

    抽水葉

    同じ科の仲間の花
サイコクヒメコウホネ2

花