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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。
無茎種。
葉はナンザンスミレによく似て5裂に裂け、裂片の幅はやや広い。中には3裂タイプもある。
花は紅紫色〜淡紅紫色で、径1.5〜2cm。側弁の基部は有毛。
ナンザンスミレとも違い、エイザンスミレやヒゴスミレとも違うまだはっきりしていないスミレである。
- 分布・生育地 :
九州(北部)、中国地方(?) (国外:不明) 落葉樹林下の湿った所
- 花期 : 4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年4月29日 佐賀県 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
九州の北部に何ケ所かの産地が知られ、最近中国地方でも似たような花が発見されたという、まだ正式に学名の付けられていないスミレである。
別の花の撮影が目的で、九州のある山に出かけた。ここに本種があることは知っていたが、GWという遅い時期にもかかわらず、運良くわずか2株だけ咲き残っていた。
ひどく得した気になり撮影したが、どんな素性のスミレなのか、早くはっきりしてほしい花である。
この花が話題になってからかなり経つが、2023年現在、未だもって発表される気配はない。新しい種ではないのだろうか?
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