- 科名・属名
: スミレ科 スミレ属
- 特徴
: 草丈5〜10cmの多年草。オオバキスミレの亜種。全体に小型で、地下茎が短く、根はキスミレのように太い。
茎は紅紫色を帯びて短毛が多く、葉は光沢を帯び、葉脈はへこむ。葉は無毛で、ナエバキスミレとの違いである。
花は直径1.2〜1.4cm、側弁は有毛。
- 分布・生育地
: 本州(中国地方) 山地の草地や崩壊地
- 花期
: 4〜6月
- 撮影場所・月日
: 2004年5月2日 広島県吾妻山
- 撮影記
:
名のとおり鳥取県大山が基準産地であるが、中国地方の標高800m〜1000mの山地の草原や崩壊地に見られる。
ある年のGW、広島県の奥地へ撮影に出かけた際、この花のあるという道後山に出かけた。しかしその年は遅れ気味のうえ雨で、咲き始めのわずかな株しか見られなかった。
翌年、同時期に今度は吾妻山に登り、やっと撮影した。それにしても、この花の咲く山は、交通の便の悪いところが多い。
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