ヒトツバエゾスミレ×フイリフモトスミレ(和名未定)

V. eizannensisi var. simplicifolia × V. sieboldii f. variegata


ヒトツバエゾスミレ×フイリフモトスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜8cmの多年草。
     ヒトツバエゾスミレフイリフモトスミレの雑種。
     花時の葉は卵状披針形〜三角状披針形で、縁には鋸歯がある。表面には白斑が入り、裏面は紅紫色を帯びる。
     花は径約1.5cm、白色で紅紫色を帯びる。側弁は有毛。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部)(両種の混生地ならどこでも)
     林縁、林下

  • 花期
  • : 4月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年4月19日 群馬県桐生市
     下・花  同 上

  • 撮影記

  •  和名がつけられていないので仕方なく両親を記すが、どうして和名がないのかと思うような美麗な雑種である。
     スミレ探しに入った山、目的のフイリタナオスミレに出会い、他にもないかと探していると、同行のMさんが声を上げた。
     息を切らせて斜面を登ると、明らかに雑種と思われるスミレがそこにあった。 「この山にはヒトツバエゾスミレフイリフモトスミレの雑種があると聞いている。きっとこれがそうだ」とのMさんも興奮気味。同行者皆で検討し、それでいいだろうということに落ち着いた。

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