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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属
- 特徴 :
草丈8〜10cmの多年草。
ヒゴスミレとフイリフモトスミレの雑種。
葉は卵状披針形〜楕円状披針形で浅裂〜中裂やキク葉状になり、長さ4〜7cm。表面には白斑があり、裏面は紫色を帯びる。
花は径約1.3cm、内面は白色で、外面はやや淡紫紅色となる。側弁と唇弁には紫条がある。側弁の基部は有毛。
- 分布・生育地 :
本州(記録は三重、群馬) (国外:日本固有) 明るい林縁や草地
- 花期 : 4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2008年4月19日 群馬県桐生市 中上・全体2 同 上 中下・全体3 2015年4月22日 同 上 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2008年4月19日 同 上 右上・葉(表) 2015年4月22日 同 上 右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
前年、花仲間が素晴らしいこの花を撮影していた。今年はと仲間数人と撮影に出かけた。
この山は以前ある花を探して何度か訪れた山、スミレ類も多く春は楽しい山である。
登山道から傾斜の厳しい斜面にとりつく。早速ヒトツバエゾスミレが顔をみせる。フイリフモトスミレも多い。
急な斜面、登るスピードに差が出る。メタボ予備軍は段々遅れ、息も上がってくる。先頭グループから「咲いているぞ」の声。その声をパワーに力を振り絞る。
大木の根元で満開になっていたこの花、ヒゴスミレとフイリフモトスミレの雑種で、青白色を帯び裂けた葉が特徴の美しい花である。
あたりを探すと別の開花株も見つかり、大満足の1日だった。
その後、数年振りに現地を訪れた。
花期は少し遅めだったが、相変わらず大きな木の根元で美しい花を咲かせていた。


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