キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)

Viola biflora


キバナノコマノツメ1

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜15cmの多年草。
     葉は腎形〜円形で長さ幅とも2〜5cm、葉質は薄くて柔らかく、表面は平で光沢がない。表面や縁には微毛がある。
     花は直径1.5〜2cm、花弁は黄色で縦に長く、上弁と側弁が反り返る。唇弁の先は尖るものが多い。側弁は無毛。
     花柱は先がY字に分かれる。
     変種や品種として
     ●アカイシキバナノコマノツメ
      果実に毛がある
     ●ジョウエツキバナノコマノツメ
      超塩基性岩地に生え、葉が厚い

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(紀伊半島以北)、四国・九州(一部山地)
     亜高山帯の湿った草地や沢沿いの林縁

  • 花期
  • : 6〜8月上旬

  • 撮影月日・場所

  •  1997年6月8日 山梨県三ツ峠
     下 2003年8月2日 長野県木曽駒ケ岳

  • 撮影記

  •  亜高山他の草地や林縁に見られ、群生しているしている場面に出会うことが多い。
     葉は薄くて柔らかな感じで、クモマスミレなどのように厚くないが、砂礫地に生えるものにはよく似た葉をもつものもある。その場合は葉の表面や縁に生えている毛が見分けるポイントである。

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キバナノコマノツメ2