マルバヒナスミレ(丸葉雛菫)(仮称)

V. tokubuchiana var. takedana × V. keiskei


マルバヒナスミレ


  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属(ミヤマスミレ節)

  • 特徴 :
     ヒナスミレマルバスミレの推定雑種。
     葉は卵形〜広披針形で深緑色、短毛を密生し、裏面は紅紫色を帯びるものもある。
     花はやや丸みをおび、淡紅紫色であるが濃淡がある。側弁は有毛。距は淡紅紫色の長い筒形。
     注.雑種としての学名はつけておらず、「信州のスミレ」(今井建樹・伊東昭介著)(ほおずき書房刊)に記載されている記述を参考にした。

  • 分布・生育地 :
     本州(長野県)(注.混生地ではどこでも見つかる可能性あり) (国外:不明)
     山地の林縁

  • 花期 : 4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体 2007年4月17日  東京都
    (上は拡大写真あり、写真をクリック)
    中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     頂で出会った人から、「変わったヒナスミレがあった」との話を聞き、探しながら歩いた。
     登山道際にあるヒナスミレはごく普通の花だ。斜面にある花を見ると、何となく違う。葉が丸い、茎にも毛が生えている。ヒナには毛はなかったはず。近くにある毛のあるスミレは、アオイスミレマルバスミレくらいだ。
     現地では同定しきれず、帰っていろいろ調べてどうやら本種ではないかと判断した。
     ただ、スミレ類の同定は難しく、間違っているかもしれない。

  • 同じ科の仲間の花
花

葉