ミヤマキスミレ(深山黄菫)

Viola brevistipulata var. acuminata


ミヤマキスミレ1


  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     有茎種。地下茎は太く、地中を匍匐する。
     オオバキスミレの高山型で、3個の小葉がお互いに接近し、ほとんど輪生状になるのが特徴。
     また、葉身は狭卵形〜狭心形〜三角状卵形で、先が鋭先頭〜やや尾状に尖り、基部があまり心形にならないという違いもある。

  • 分布・生育地 :
     本州(東北地方南部〜加賀白山) (国外:日本固有)
     亜高山〜山地の林縁、草地

  • 花期 : 5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2006年7月22日  山形県月山
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     多分何度か見たことはあっただろうが、オオバキスミレと思い撮影してこなかった。
     オオバキスミレは3個の小葉のうち1個が少し離れて付くのに対し、本種では輪生状にくっつくのが主な特徴で、日本海側の雪深い亜高山〜山地に生えている。
     この山ならあるはずと気をつけて探していると、雪が融けたばかりの斜面に群生しているのを見つけた。葉の付き方をと見ると、間違いなく輪生状だった。
     雪融け跡にはショウジョウバカマミツバノバイカオウレンなど、気の早い花がわずかにあるだけ、地面の黒さが目立った。

  • 葉

    輪生状の葉

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ミヤマキスミレ2

花