マルミノウルシ(丸実野漆)

Euphorbia ebracteolata


マルミノウルシ1

  • 科名・属名

  •  トウダイグサ科 トウダイグサ属

  • 特徴

  •  草丈40〜50cmの多年草。
     茎は太くやや赤みを帯びる。
     葉は互生し、長楕円形で長さ7〜8cm、先は鈍頭で、若いうちは特に紅色を帯びる。
     茎の先に葉を輪生し、葉腋から出た側枝の先に杯状花序をつける。
     苞葉は三角状卵形で、腺体は腎円形。子房は紅色を帯び、表面はノウルシと違っていぼ状突起がなく平滑。
     別名 ベニタイゲキ。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(関東地方以北)
     山地の草地

  • 花期
  • : 3〜4月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年3月13日 埼玉県秩父郡
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中 2006年3月12日 埼玉県秩父市
     下アップ  同 上

  • 撮影記

  •  木々の芽吹きが待ち遠しい2月〜3月初め、花の季節を待ちかねて奥秩父にセツブンソウフクジュソウを撮影に出かけた。
     撮影し終えた後、この花の咲く場所へまわってみると、陽光を一杯に浴びた明るい斜面や林下でこの花が咲き出していた。
     別名ベニタイゲキといわれる紅色の葉は、咲き初めのせいか鮮やかだ。すっかり葉を広げた株は紅色が薄れて、かわりに小さな赤い子房が膨らみかけていた。

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マルミノウルシ2

花アップ